憧れのスキューバダイバーデビューまでの流れ

「ダイビングをやるぞ!」と決めて、海に行って潜るだけではダイバーにはなれません。ここでは「ダイバー」になるための手順を分かりやすく解説します。
(ここでは最も基本であるCカード取得を例に説明します)

①ダイビングショップに行く
②講習を申し込む
③学科講習
④プール講習
⑤海洋講習
⑥Cカード(ライセンス)が発行され、いよいよダイバーデビュー

では、それぞれについて詳しく解説します。

①ダイビングショップに行く
東京や名古屋、大阪、福岡など比較的都心の駅近くにダイビングショップがあります。とても利便性が良く、お仕事帰りやショッピングのついでに気軽に立ち寄れます。まずは、お近くのダイビングショップにて説明を受けてください。

②講習を申し込む
通常、講習は3~4日ほどで済みます。まとまった休みや時間が取れなくても大丈夫です。スケジュール調整も柔軟に対応してくれるショップが多いですので、1日目の講習の次は1週間後、とかでも可能です。ショップによって順番は異なりますが、基本は「1日目が学科講習」、「2日目はプール講習」、「3日目、4日目が海洋講習」となります。海洋講習は2日連続で行われます。学科講習はお申し込みをしたダイビングショップで行われるのが普通です。プール講習はお申し込みをしたダイビングショップの近場で行われます。海洋講習はダイビングショップ指定の海で行われますが、プール講習も海洋講習もほとんどがダイビングショップのスタッフが現地まで送迎してくれます。

ライセンス取得までにかかる費用は、学科講習とプール講習、海洋講習の3つを合わせて平均5~6万円程度。そこに海洋講習の場合は2日間連続なので宿泊費が必要となります。宿泊場所はダイビングショップと提携している宿泊所またはご自身で探されても大丈夫です。もちろん、3日目の海洋講習のあと一度自宅に帰り、再度4日目に海洋講習を受けに行くことも可能です。宿泊費や食費、交通費など込みで考えると10万円程度になります。

ダイビングショップでは「キャンペーン」を行っていますので、キャンペーン期間を狙ってライセンスを取得するのも費用を安くするコツです。

③学科講習
学科講習は申し込みをしたダイビングショップで行われます。事前にテキストやDVDを渡されることもあり予習をすることも可能です。講習ではDVDを見ながらテキストに沿った内容でインストラクターから説明があり、最後にはテストがあります。テストは学科講習の内容の確認テストですが、間違えた場合でもインストラクターが丁寧に教えてくれます。

④プール講習
ダイビングショップから比較的近い場所に専用の室内プールがあります。そこで機材のセッティング方法、水中での呼吸の仕方などを学び、最終的には8mの深さまで潜る練習を行います。少人数のグループで行われることもありますので、グループ内のメンバーとぜひ交流を深めてください。

⑤海洋講習
2日間かけて実際に海で実習を行います。機材のセッティングを確認し、沖合までフィンをつけて歩きます。初めは緊張しますが、実際に海の中を覗くとそこはカラフルな魚たちが泳ぐ世界。きっとあなたも海の魅力に取りつかれるでしょう。沖合にあるポイントから海底に太いロープがつながっており、それを伝ってゆっくりと下降します。中性浮力の取り方、海の中での合図などを学んだり、実際に魚を観察したりします。海から上がれば「ログ付け(記録を控えること)」をインストラクターと共に行います。

⑥講習が無事に終わると1~2週間後にCカード(ライセンス)が発行されます。これであなたもダイバーデビューです!