この器材があるともっとダイビングが楽しめる!

ダイビングを始めてすぐの場合は、「ウエットスーツ(またはドライスーツ)」「BCD」「レギュレーター」「オクトパス」「マスク」「グローブ」「ブーツ」「フィン」「シュノーケル」「ゲージ」の10点があればレンタルするよりも海を楽しむことができます。

さらに、海での活動を広げていくのに役に立つ器材についてここでは紹介します。

①ダイブコンピュータ

通称「ダイコン」。腕時計型ですが、高機能。海に潜り始めた時刻、海の中でいた時間、海の外に出た時間が正確に分かります。また、今自分が潜っている水深に対してあとどのくらいの時間いられるかも自動で表示してくれます。特に、海から上がる前に「安全停止」をしなければならないのですが、何分安全停止をしていたらいいのかを教えてくれます。海の中ではこのダイコンから発するアラームがかなり頼りになります。時間だけではありません。ダイコンには水温、最大水深なども表示されたり、浮上スピードが速まるとアラームなどで知らせてくれる機能もあります、そして一番重要と言える「体内の窒素残量の目安」も表示してくれます。

【体内窒素とは?】

人は海に潜るととてつもない水圧に実はさらされています。しかし、自分では全く気づきません。それと同時に、窒素も体に取り込まれています。普通は窒素は体内に取り込まれると血液に溶け込むのですが、何らかの事情で急浮上したりすると、窒素が気泡化してしまい、血液に溶け切らずに残ってしまいます。そのため体に悪影響を及ぼすことがあります。これを減圧症と呼びます。

窒素を必要以上に体内に取り込まないようにするため、水深と海の中での滞在時間を計算して、ダイコンは体内の窒素残量の目安を表示します。常にリアルタイムで表示してくれるため、「もうちょっと潜りたいな」と思っても体への負担も考えて、早めにダイビングから切り上げる必要もあります。

(価格帯)2万円~

②マスク曇り止め

これはぜひ携帯しておきたいアイテムです。マスクが曇ってしまうとせっかくのダイビングも台無しです。自分が持っていなくてもインストラクターは持っていますので借りるようにしてください。ボートダイビングの場合、ゴーグルの内側に曇り止め(ジェル)を塗り、潜る直前に真水や海水などで濡らして曇り止めを伸ばしてください。

(価格帯)500円前後

③メッシュバッグ

ダイビングに慣れてくるとほとんどボートダイビングを楽しむようになります。ボートダイビングの場合、船着き場まで歩いていくのですが、重たい器材などはすべてひとまとめにしてダイビングスポットのスタッフが軽トラで自分が乗船する船まで運んでくれます。そのときに自分の器材をまとめて保管しておくためにこのメッシュバッグがあった方が良いです。メッシュなので海水がかかっても大丈夫です。

(価格帯)5千円前後

④BCDとカメラをつなぐケーブル

ダイビングの魅力の1つはやはり「写真撮影」。デジカメや一眼レフカメラなどを持ってダイビングをする人は多いですが、やはり海にはうねりがありますので、手で持っているだけだと一瞬でカメラが流されてしまいます。そうならないようにするために、BCDとカメラ(実際はカメラを覆う防水用のケース)とをつなぐケーブルを用意しておくのがおススメです。

(価格帯)500円~