海の中はアナザーワールド

3年前にスキューバダイビングのライセンスを取ったあと、和歌山県は白浜にあるダイビングスポットにて、初潜りをしました。初潜りはビーチダイビング。これがまた大変で、重い機材を背負ってビーチから沖合まで歩くのですが、足にはヒレのようなフィンをつけているので、なかなかうまく歩くことができません(笑)少しずつ海の中に入っていくと、今度は岩も濡れているのですべってはこけたりの繰り返しでした。そして、ついにポイントまで来て、意を決して海の中にもぐりました。ポイントから垂れているロープを伝って、少しずつ少しずつ、海底に近づいていきます。インストラクターが私のペースに併せてくれるので安心しましたが、何せ初潜りなので周りの景色よりも機材や酸素ボンベが気になってしかたありませんでした。心臓もややバクバクしていました(笑)そして、ついに海底に到着しました。そこで呼吸を整えるために少し休息をしました。最終的には海の中での滞在時間は30分程度、海面より平均18mまで潜りました。

一休みしている間に海底から海面を見上げると、そこには何とも言えない光景-青いキャンバスに太陽の光がキラキラとしている-が見えました。頭上をお魚たちがたくさん泳いでいます。ゴツゴツした岩だらけの海底もあれば、一面真っ白い砂の海底もありました。視界も20mほどクリアで遠くまではっきりと見ることができました。潜ったのはちょうど8月でしたが海の中は比較的涼しく、とても快適でした。

小魚たちが悠々と泳いでおり、また映画で有名になったニモこと「クマノミ」がお出迎えしてくれました。遠くには魚の大群が自由自在に動いており、人が近づくとサッとターンしたり、人の体をうまくよけていきます。海底の砂場からはニョッと出てきた細長い魚(ジョーフィッシュ)がこちらの様子を伺っています。このジョー君の顔がとってもかわいらしい。さらにラッキーなことにウミガメも見ることができたのです。色とりどりのカラフルな魚やおでこがボコッと出ている大きな魚(コブダイ)、小さな箱のような形をした魚(ハコフグ)、羽がパタパタ動いている魚(ミノカサゴ)など様々な魚がいました。そして岩の上にはあのヒトデも。初潜りは潜ることに集中していたので写真を撮ることはできませんでしたが、本当に思い出に残る初潜りでした。

海の中はとても静かで、海の生物は自分たちの暮らしを楽しんでいるように見えました。泳ぐのが得意な魚は自由に泳ぎ、恥ずかしがり屋のウツボは岩穴に隠れています。拡大鏡で見なければならないほどの小さなエビもいました。海の中は不思議な世界でいっぱいです。まさに「アナザーワールド(もう一つの世界)」でした。初めて見る光景に圧倒されたことを今でもはっきりと覚えています

インストラクターとバディさんのおかげです

ダイビングに「インストラクター」と「バディ」は欠かせません。

一般的に海に出航する1時間~30分ほど前にインストラクターが声をかけてくださり、「今日の海の状況」「見られる魚の種類」「ルート」「健康状態のチェック」「機材の準備の確認」などをしてくれます。そしてボートに乗った後、チーム(1チーム6人ほど)に分かれてインストラクターが再度確認をしてくれるのと、またダイバーの緊張をほぐしてくれます。(※ダイビングをするための機材の代金やインストラクターさんに払う費用がない場合はモビット借入!お金を借りて費用をまかないましょう。)また、ほとんどのダイバーのウエットスーツが黒色なので見分けがつかないので、インストラクターによっては目印となるものをチームのダイバーたちに配ったりしてくれます。そして、別のインストラクターと間違えないように、自分の特徴(フィンの色など)を教えてくれます。海に潜ればみんなマスクをつけているし、レギュレーターもつけているので顔が分かりませんからね。また海の中では会話ができないので、事前の打ち合わせがとても重要になります。

海の中でもインストラクターさんは私たちのことを気遣ってくれます。特に経験の浅いダイバーに対しては海の中でも様々なことをチェックしてくれています。私もダイビングを始めた時は、途中で酸素タンクがはずかけたり、フィンがはずれかけたりしたこともありました。海の中には波があるので、自分では異変にはまったく気づかないのです。インストラクターさんがすぐに気付いてくれ、私の後方に回りすぐに元通りにしてくれました。魚や小動物の知識も豊富で私たちダイバーを楽しませてくれます。

海から上がった後は「ログ付け」を行い、ダイビングの記録と海の中で見た魚の紹介、質疑応答などに丁寧に対応してくれます。

そしてもう一人大事なのが「バディ」さんです。ダイビングは基本的に2人1組で潜ります。そしてこの2人は常に一緒に行動することが求められます。酸素がなくなったりした時に、酸素を提供してもらうのが相手のバディさんであり、楽しみながらもお互いに異常はないか常に意識します。私のバディは妻ですが、中にはお1人でダイビングに来られている方もいらっしゃいます。その時はインストラクターさんがペアを作ってくれてダイビング中のバディとなります。私は初心者の時、恥ずかしながら写真を撮るのに夢中でバディである妻の存在を忘れてしまい、ほったらかしにしてしまい後でめちゃくちゃ怒られたことを覚えています(笑)

海の中は会話ができません。そして地上のように地図は読むためには高度なテクニックが必要です。海の中は明るいとは限りません。迷路のようです。だからこそチームで行動する、インストラクターの指示に従うことが必要なのです。

海の中でに危機を事前に回避することでダイビングの魅力がさらに増します。

"

ダイビング終了後はウエットスーツや器材を洗います。特に海水と触れているので海水をしっかりと洗い流してください。後か脱けの後はログ付けというダイビングの記録をする作業をインストラクターと共に行います。

エア切れを起こす原因とその対処法について紹介しています。エア切れを起こすとダイバーはパニックになる可能性があります。そうならないように冷静に対処する必要があります。